最終目標はもちろん自動運転なのですが、そのためには列車の位置を把握する必要があります。
DigitraxではBDL168というレール上の消費電力を元に在線検知するボードと、RX4というデコーダから発信されるアドレスを受信するアンテナを利用するのが一般的と思われます。
しかしどちらもやはり高価(機能と便利さを考えると手頃な値段なのだが)でお小遣いで買い足していくのには無理があります。
ということで、例によって自作することにします。
BDL168 と RX4の仕様
在線検出方法:レール上の消費電流
車両識別方法:アンテナのようなものでデコーダから出される信号を受信
自作する場合電流検知やましてデコーダからの微弱信号をキャッチする訳にもいきません。できればギャップを切らずに済ませたいです。電流検知はアナログ回路がめんどくさいので。(ほとんどデジタル回路しか触らないのでw)
独自の仕様
同程度の機能をデジタル回路だけで実現しようと考えた結果次のような仕様にとりあえず決めました。
在線検知:車両からLEDで赤外線を発光させ、それをレール上のセンサーで受光
車両識別:発光する赤外線を変調し信号を載せる
これならどうにか作れそうです。受光センサーは一般的なリモコン用の受光モジュールを利用する事で回路の簡略・小型化を実現させます。また、情報の出力はBDL168 & RX4と完全互換にしたいです。
メリットとデメリット
独自の仕様のデメリットは赤外線のため検出できる範囲が非常に限られるということです。BDL168の場合給電されている区間のどこにいても検出できます。
ただ、値段の利点を生かして、たくさん付ける事も可能ですから、停止位置の微妙な検出などが可能であるというメリットでもあります。
どちらにしろ、自分で電流検知は蹴ったのでこれでいきます。
次にやること
とりあえず車両検知の部分は後回しにして、検知した情報をLoconetに返すためのコマンドを調べたいとおもいます。BD168からは一般センサー入力として出力されるのでLocoNet Personal Use Editionに載っているのでが、RX4のトランスポンディングは載っていません。
地道にいろいろためして見つけるしかないのでこの解析から行いたいと思います。